どちらか一方に依存するのではなく、それぞれの良さを引き出して調和を図っていくことが大切です。例えば、製造業において、職人の卓越した技と経験は何ものにも代え難い大切な資産です。同時に、その資産を次の世代に確実に継承していくこともとても大切です。しかしその際、一子相伝の技能継承だけに頼ってしまうと、後進の育成に時間が掛かり過ぎたり、一度に複数の若手を育成することができないといった問題が生じる場合があります。一方、職人による個から個への技能伝承に加え、職人のもつアナログな感覚や記憶を可能な限り数値化したり画像や映像によりデーター化することができれば、次の世代への技能継承をより円滑に進めることが可能になります。さらに、技能や経験を数値などにより見える化することは、その分析を容易にし、新たな発見や発想を生み出すことにもつながります。

ミロクリエは「東京」と「高知」に拠点があります。流れの速い業界においても常に最新の情報を入手でき、様々な人々とも交流しやすく多様な機会に満ちた東京。一方、ゆったりとした時間の流れの中で、物事の本質を探究しやすい環境にある高知。ミロクリエのエンジニアはこの２つの異なる環境を行き交うことで、自らの感性と思考を研ぎ澄ましていきます。

私たちは、モノづくりに携わる人々に寄り添い、その想いを反映させることによって、多くの人々が使いやすく自ら進んで使いたくなるシステムを開発し届けていきます。システムを創るのも、使うのも、人間です。開発する人間の優しさや思いやり、気配りがあってこそ初めて、本当に人の役に立ち喜んでいただけるシステムが創れると考えるからです。