// INTERVIEW 02

/ ENGINEER  INTERVIEW

誰もが楽しく働けるしくみを
テクノロジーで実現していく。

立石 美萌

MIHO TATEISHI

エンジニア

ゼロから
考えていくことの
面白さ。

ミロクリエに入社を決めた理由を教えてください。
前職は製造業に関するエンジニアとして研究所にいたのですが、そのときの上司だった川田さんから「会社を起ち上げるのだけど、興味はない?」と声をかけていただいたのがきっかけです。もともとスタートアップで新しい事業を立ちあげてみたいと思っていたので、これはチャンスだと思い、入社を決めました。
現在はどのような仕事を手がけていますか。
また、どういったところに仕事の面白さを感じていますか。
今は工場に資材が搬入されてから加工され出荷されるまでの伝票を電子化し、資材の在庫を見える化することと、帳簿を自動で発行できるシステムを製造工場の方と協力しながら開発しています。
モノづくりの現場は、IT機器を触ったことがないという方がいたり、Wi-Fiが飛んでいない環境にある場合もあり、「この現場ならこういうシステムが実現できる」というお手本がないことが多くあります。そういったところで一体どういうものであれば現場の人たちの役に立つだろう、受け入れられるだろうとゼロから考えていくことに面白さがあると思います。

働く立場からみた「ミロクリエの良さ」は何だと思いますか。
誰かに言われたものをつくるのではなく、そこにある問題点に対して「自分はどうするか?何ができるのか?」を考えて動いていけるところが良さだと思います。主体的に動いて物事を進めたい人にとっては働きやすい環境なのではないかと思います。
私も最初は与えられた仕事の範囲内で働くことが当たり前になってしまっていて、「好きにやってみて」と言われても何をすれば良いかわからない状態だったことがありました。ミロクリエに入って、仕事は「与えられるもの」から「自分でつくるもの」へと変わり、そこにやりがいも感じています。

「うまくいく」と
会社のみんなが
信じてくれている。

自分が主体的になって働けるベースのようなものはあるんでしょうか。
自分が「やってみたい」と提案したことに対して、頭ごなしに否定をされたり、ネガティブなことを言われたことがありません。
もちろん方向性が誤っていたら「こっちの方が良いんじゃないかな」というアドバイスはありますが、これからやろうとしていることが間違っていない限り「うまくいく」と会社のみんなが後押ししてくれていると感じられるので、働きやすいのかもしれませんね。

東京と高知の2拠点がありますが、どういったサイクルで働いていますか。
開発は東京で集中して行い、月に1回、プロジェクトの状況に合わせて1週間ほど高知に滞在してテストを行います。高知にいる間はホテル暮らしになりますが、サイクルが決まっているので仕事のペースは掴みやすいですね。
高知に来たときは食事が楽しみです。やっぱりカツオはおいしいですね。それに高知ではグループ会社の方々とたくさん話ができるのも楽しいです。

テストはグループ会社の工場で行われていますが、どんな雰囲気ですか。
工場内は自由に見学できる体制が整っていますし、工場の方も気軽にお話してくださるのでやりやすいですね。ただ、最初に困ったのは方言が分からなかったことです(笑)でも皆さん優しく教えてくださるので、だんだん聞き取れるようになっています。外国語みたいですね(笑)
工場のみなさんは「職人」なので寡黙な方もいらっしゃいますけど、警戒されている感じはありません。「困りごとが解消されるなら何でも話すよ」と言っていただけますし、同じグループ会社だからこそ率直なお話を聞くことができます。

若い人が働き続けられる
現場にしていくことも大事。

実際にものづくりの現場に入ったことで感じたことはありますか。
やはり職人さんの高齢化や後継者不足の問題は深刻です。加えて製造するものが多品種少量になっていて、新しく入ってきた方が全ての工程を覚えていく難しさもあり、それで辞めていってしまう若い方々も少なくないと思います。今働いていらっしゃるベテランの職人さんの手助けをしていくのはもちろんですが、若い人が働き続けられる現場にしていくことも私たちの大事な役目だなと思います。

仕事の「難しさ」と「やりがい」はどういったところに感じますか。
例えば、職人さんの中には「今までのやり方をあまり変えたくない」と仰る方もいらっしゃいますし、IoTやAIに積極的な方もいらっしゃいます。エンジニアとしてそこのバランスをどう図っていくか……。ただ御用聞きをしてもダメだし、だからといって自分の考え方を押しつけてもダメだし、そこは難しいところではありますが、うまくいくとすごく嬉しいです。テストのときに「これがあったらラクになるわ!早く導入したい!」と現場の方の声を聞いたときは嬉しかったですね。
最後に目標を教えてください。
自分自身も含めてみんなが楽しく働いてほしいと思っています。仕事をしている時間って人生の中でもすごく大きな時間を占めていると思うので、何かモチベーションがあったり、自分の仕事に誇りを持てることが大事ですよね。そういった仕事の本質に注力できる仕組みをテクノロジーで実現していきたいなと思います。

mirocrea ミロクリエ

mirocrea ミロクリエ